ベルギー移籍のFW上田綺世、鹿島退団への胸中告白 「若くないし、今しかない」
ベルギーリーグ1部サークル・ブルージュへの完全移籍へクラブ間合意
鹿島アントラーズは7月1日、ベルギーリーグ1部サークル・ブルージュへの完全移籍へクラブ間合意した日本代表FW上田綺世のオンライン会見を実施。チームが上位争いを演じるなか、クラブを去る決断を下した心境を「悩みましたけど、今しかないという思い」と明かした。
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上田は2019年、法政大学サッカー部を退部し、21年に加入が内定していた鹿島へ前倒しで加入。シュートセンスやキープ力を活かしながら徐々に台頭すると、在籍2シーズン目のリーグ戦で10得点、昨季は14得点といずれも二桁得点を決め、今シーズンはここまでリーグ得点ランクトップの10得点をマークしていた。
エースへと成長した上田の活躍もあり、チームは現在リーグ2位と、タイトルレースにおいて好位置に付ける。そうした状況で、念願だった海外移籍を決断したことについて「今年は(タイトル獲得の)チャンスだなって自分の中で理解していたんですけど、入団前から強化部と話していたが、タイトルに近づくなかでそういう道が開けてくると理解していたのでそのあたりのバランスは難しい」と、心境を明かした。
「年齢的に若くないし、挑戦するタイミングを逃しちゃいけないなっていう思いがあった。海外でやりたいという思いもあった。悩みましたけど、今しかないという思いです」と上田。プロ入り後の成長を導いてくれたクラブへ何も残せず「結果で恩返しできたらよかったが、それが出来なかったのは悔しい」と率直な思いも覗かせながらも、さらなる飛躍を目指し、23歳のストライカーはベルギーへと旅立つ決断を下した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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