神戸の永井SD、ロティーナ監督と契約解除&吉田氏招聘に言及 「ビッグクラブゆえに、より結果にフォーカスせざるを得ない」
目の前の結果と、中長期の成長を求めた結果だと説明
ヴィッセル神戸は6月29日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督と6月28日付で契約解除をし、後任には吉田孝行氏が就任することを発表。同日夕方には、トップチームの体制変更にともなうオンライン会見を実施し、千布勇気社長、永井秀樹スポーツディレクターともに、「ビッグクラブ」ゆえの結果を求めた決断だと説明した。
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ロティーナ監督は今季途中の4月10日のセレッソ大阪戦から指揮。J1リーグでは2勝1分6敗、天皇杯で2勝、AFCチャンピオンズリーグでは2勝2分の成績だった。神戸は現在、2勝5分11敗でリーグ最下位に沈み、J2降格の危機に直面している。
永井SDは、「もともとヴィッセル神戸の強みは攻撃力にあると思う。守備を再構築して、もともとの攻撃力を生かす狙いでした。ロティーナさんに関しては守備の再構築はやってくれたが、守備に重きが行きすぎるところも少し感じていた」と言及。「1つも落とせない状況のなかで、最善の方法を探した」結果、監督交代の決断に至ったという。
「ヴィッセル神戸がビッグクラブゆえに、より結果にフォーカスせざるを得ないというのは、感じるところ。降格危機でなければまた違った選択肢はあったと思う」
永井SDは「まずはJ1残留。そこは一番大きいところ。そのなかでも、ACL、天皇杯、ルヴァン、可能性がある限り一番上を目指していきたい」と語った。
また、千布勇気社長も「ヴィッセル神戸はビッグクラブでアジアナンバーワンという目標もある。結果は常に求めていくチャレンジングなクラブです。中長期で地力を上げるのは必要だが、結果も求めていきたい。成長と結果を両方追い求めた結果」と、急遽さまざまな選択肢を検討した結果、吉田氏を再招聘する形になったとしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)