「一本調子」「正確性の欠如」 インテル開幕キエーボ戦黒星で長友に露見した克服されない課題

献身性を評価するメディアも厳しい採点

 一方で、サッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、長友を「5.5点」と採点し「カウンターを仕掛けられそうなときに、全力で駆け上がるのは彼だけだった。無駄走りになることも多いが、労を惜しまない」と、献身性を高く評価している。

 また、最も厳しく評価したのがサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」で、長友にはチームワーストタイの「5点」を与えた。寸評は、「試合に何も刻まなかった」と一言で存在感のなさを一刀両断にされている。

 昨季終了後に中国企業の蘇寧グループへ株式70パーセントを売却し“チャイナ・インテル”として生まれ変わったインテルだが、リーグ開幕まで2週間を切った8月8日にロベルト・マンチーニ監督を事実上の解任とされる契約解除に踏み切り、フランク・デブール監督を就任させるドタバタ劇を演じた。そのクラブ全体の混乱をそのまま反映させたような開幕戦の敗戦の中で、長友も悪い流れを変えることができずに埋没してしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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