「まさかまたベンチ?」 モナコ移籍の南野拓実、今後の“補強プラン”に韓国紙が注目
出場機会を求めての移籍もライバルは依然として強力
イングランド1部リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間6月28日にフランス1部ASモナコへの完全移籍が決まった。層の厚いリバプールでは満足のいく出番を手にすることはできなかったなかで新天地を求めることになったが、韓国メディアは今後の補強で再びプレー時間が制限される可能性を指摘している。
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南野は2020年1月にオーストリア1部ザルツブルクからリバプールへ移籍。2020-21シーズンの1月にはサウサンプトンへのレンタル移籍も経験した。21-22シーズンは公式戦22試合に出場して10得点をマーク。プレミアリーグでは11試合3得点にとどまった一方で、FAカップでは4試合3得点、リーグカップで4試合4得点といずれもチーム最多得点を記録し、国内カップ戦二冠に貢献した。
加入当時から前線にはエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのトリデンテが君臨。さらにその後もポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ、コロンビア代表FWルイス・ディアスなど実力者が加入したことが南野にとっては向かい風となった。
とはいえ、リバプールはザルツブルクから725万ポンド(約12億円)で獲得した南野をボーナス込みで最大1800万ユーロ(約26億円)と倍以上で売却。ビジネス的にも大きな利益を出す結果となった。
2026年6月末までモナコと4年契約を結んだが、韓国紙「中央日報」は「プレーしたくて移籍したのに、まさかまたベンチ?」と見出しを打ち、南野を待ち受ける現状について触れている。
「問題は南野がリーグ・アンで活躍できるか依然不透明だということ。欧州メディアは、モナコがほかの欧州トップクラスのアタッカー獲得を視野に入れており、すでに否定的だ。アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ、イタリア代表FWアンドレア・ベロッティらと交渉中。リーグ2位の25ゴールを挙げたフランス代表FWウィサム・ベン・イェデル、ドイツ代表FWケビン・フォラント、フランス人MFソフィアン・ディオプと既存のアタッカーも健在だ」
ワールドカップイヤーで移籍の決断をしただけに、しっかりとチャンスを生かしたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)