神戸、ロティーナ監督の契約解除を発表「悪い流れを変えることができず申し訳ない」 後任は吉田孝行氏が3度目の就任

神戸を率いたロティーナ監督が契約解除に【写真:Getty Images】
神戸を率いたロティーナ監督が契約解除に【写真:Getty Images】

6月28日付で契約解除

 ヴィッセル神戸は6月29日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督と6月28日付で契約解除をしたことを発表した。なお、イヴァン・パランコヘッドコーチも契約解除となる。後任には吉田孝行氏が就任する。

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 ロティーナ監督は今季途中の4月10日のセレッソ大阪戦から指揮。J1リーグでは2勝1分6敗、天皇杯で2勝、AFCチャンピオンズリーグでは2勝2分の成績だった。

 ロティーナ監督のコメントは以下の通り。

「ヴィッセル神戸に関わる皆様にお別れの挨拶をしたいです。まず、三木谷会長と強化部へ、私を信頼してこの偉大なクラブの歴史に加わるチャンスをいただけたことを感謝したいです。また、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャー、そしてクラブの職員のすべての方の努力とサポートに心からお礼を言いたいです。サポーターの皆さん、私と家族に愛情を持って接してくださりありがとうございました。皆さんの応援はクラブにとってとても重要なものです。これからも引き続きクラブへの応援、サポートよろしくお願いいたします。最後に、プロフェッショナルな姿勢で多大な努力をしてくれた選手たち全員に感謝したいです。この姿勢で努力を続けることが、きっと結果につながっていくと信じています。チームの悪い流れを変えることができず、順位表で上にいくお手伝いができなかったことを申し訳なく思っています。ただ、チームはまだ4つの大会で戦っており、まだまだ素晴らしいシーズンにする時間は十分残っています。クラブ、選手、サポーターがともに団結して戦い続けることができれば、きっと実りあるシーズンにできることを確信しています。改めて、これまでどうもありがとうございました」

 新監督となる吉田氏は2015年から神戸のアシスタントコーチを務め、16~17年はヘッドコーチを歴任。17年8月から18年9月まで監督を務め、19年4月から6月まで2度目の指揮官を務めた。今回で3回目の神戸監督就任となる。吉田氏のコメントは以下の通り。

「今シーズンより大好きなヴィッセル神戸に戻り、チーム強化に努めてまいりましたが、クラブは非常に苦しい状況にあります。このような状況でもスタジアムへ足を運び素晴らしい雰囲気を作って応援してくれるファン、サポーターの皆様の期待に応えられていないことを非常に申し訳なく感じております。この厳しい現実を打破するべく私のことを信頼し、このような機会を与えてくれるクラブの力になるため、監督を引き受けさせていただきました。苦しい中だからこそ、サポーターやスポンサーの皆様をはじめヴィッセル神戸に関わる全ての方々と一致団結して、この難局に立ち向かうことが必要だと考えております。ヴィッセルファミリーのために、全力で働きます」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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