日本代表DF冨安健洋が思う「サッカー選手として一番大事な要素」とは? トップで戦い続けられる理由「世界一じゃない」
冨安が一番大切にしていること「謙虚さというのをわすれずに成長して」
そして、もう1つ伝えたかったことが常に謙虚であれということだった。
「謙虚さというのを忘れずに成長してほしい。それは僕も含めて変わってはいけないサッカー選手として一番大事な要素と言っても過言じゃないぐらい大事なもの。それは彼らにも期待することだし、僕自身にも言い聞かせる必要があるものだと思っている」
それは「冨安健洋を目指すのではなく、冨安健洋を超える選手になってほしい」という言葉にも表れている。
「シンプルに僕が世界一じゃない。今はアーセナルでプレーさせてもらっているが、まだまだだなと感じながらプレーしている日々だし、まだまだ上はいる。そういう意味で僕を目指してもらうと困るし、やはりサッカーをやっている以上トップを目指して欲しい。そういう意味で僕を超える選手になってくださいと伝えた」
そして今回の特別指導を次のように締めくくった。
「大事なのは、この3日だけじゃなく、この先、どこまで継続できるかということ。それを彼らには求めたい。そして、いつか日本代表などで一緒にプレーできる日が来ることを楽しみにしている」
今回の指導を通して「アウトプットすることで自分への言い聞かせにもなった。復習ができた」と話した冨安。サッカーを始めたころからの変わらぬ姿勢を貫いて、そしてこの3日間で指導した後輩たちと一緒に高いレベルで戦うことを願って、さらなる高みを目指す。
(中倉一志/Hitoshi Nakakura)
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