ネイマール、PSGと関係破たん? 退団を思案中か「獲得レースは始まったばかり」

PSGでプレーするFWネイマール【写真:Getty Images】
PSGでプレーするFWネイマール【写真:Getty Images】

スペイン紙「マルカ」は「ネイマールとPSGの離婚は完了した」

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールは、2027年までクラブと契約を結んでいる。しかし、クラブとネイマールは、別々の道を歩み始める可能性があるようだ。フランスメディア「RMC SPORT」などが報じている。

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 PSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長は、今夏の移籍市場でのネイマール放出について問われると、「私はすべての選手に、昨シーズン以上のことを求めている。彼らは100%でなければいけない。私たちは先に進むために十分ではなかった。次のシーズン、私たちの目標は明確だ。200%で日々の仕事に取り組むことだ。ユニフォームのために、すべてを捧げ、最大限の努力をして、結果を見る。もう一度、謙虚にならないといけない。負傷、出場停止、試合を変えるファウルを避けなければいけない」とコメントした。ネイマールは、自身がこの発言のターゲットにされたと感じているという。

 ブラジル代表の10番は、今冬にカタール・ワールドカップ(W杯)を控え、クラブを離れる考えは持っていなかった。しかし、クラブのプロジェクトに居場所が失ったと感じ始めており、クラブを離れることを考慮し始めたという。

 2021-22シーズンの公式戦28試合13得点8アシストという数字は、彼に期待される数字からは程遠いものだが、周囲からの愛情を感じている必要があることを公言しているネイマールにとって、批判やブーイングを浴びてプレーする状況を好ましく思っていない。また、今夏の移籍市場でレアル・マドリード行きが有力視されていたフランス代表FWキリアン・ムバッペが残留し、彼を中心とするプロジェクトに自身の居場所を見いだせていないようだ。

 しかし、ネイマールが退団を希望したとしても、クラブとの契約が困難にしている。フランス紙「レキップ」によると、PSGとネイマールには、7月1日になると自動的に2027年まで更新される契約延長オプションがあるという。

 スペイン紙「マルカ」は、「マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、さらにニューカッスルが、買い手として可能性を秘めているが、ネイマール獲得レースは始まったばかり。選手とPSGの離婚は完了した」と、両者の関係が破綻していることを強調している。だが、巨額の年俸や移籍金を支払えるクラブは限られているため、次の移籍先を見つけるのは決して簡単ではないだろう。

 W杯を控えるシーズンの開幕を控え、果たしてネイマールはPSGを離れることとなるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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