「スペインなら7割持たれる」 闘莉王が持論、三笘の打開力“活用法”を分析「やりたいこととできることは違う」

左サイドでプレーするMF三笘薫【写真:徳原隆元】
左サイドでプレーするMF三笘薫【写真:徳原隆元】

「闘莉王TV」の最新話で強国相手の戦い方へ言及

 6月の国際親善試合4試合を2勝2敗で終えた森保ジャパン。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は11月に開幕するカタール・ワールドカップのグループステージで対戦するドイツ、スペインの支配力から「30パーセント(%)の時間で何ができるのか」と逆算のススメを展開。「いかに戦術三笘と言われても厳しい」と語っている。

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 闘莉王氏の公式YouTube「闘莉王TV」の最新話は日本代表がテーマ。左サイドで絶大な突破力を示したFW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)は0-3で敗れたチュニジア戦後、崩しの約束事と連動を高める必要性を訴えた。

 闘莉王氏は「左サイドバックと三笘選手と田中(碧)選手で崩せる。いかにボールを支配するか。ボール支配率50%ならいい。スペイン相手なら7割方ボールを持たれる。30%の時間でどうできるか。自分たちがどの位置にいるのか。どれぐらいの実力か。どれぐらいのサッカーができるか(認識すべき)」と持論を展開した。

 川崎時代のチームメイトである三笘、田中の関係性に加え、サイドバックのユニットを固めれば、三笘の打開力は活かせると分析する。

「やりたいこととできることは違う。夢を見ることは大事。夢を現実にできるか(はさらに重要)。自分のポテンシャルと夢を見ていかないと。いかに戦術三笘と言われても厳しい」

 本番まで残り5か月。三笘の突破力を突き詰めることを求めて「薫が戦術」と発言していた森保監督に現実を見つめる重要性を説いていた。

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