「言うことは間違っていない」 闘莉王が“三笘発言”に同意、W杯へ露呈した森保Jの不安要素「分からないことはない」
三笘薫がチームの連係面や約束事について言及、闘莉王氏が“三笘発言”に持論
日本代表FW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)は2勝2敗で終わった6月の親善試合4試合で連係面や約束事の確立の必要性を訴えたなか、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「三笘の言うことは間違っていない」と同意している。
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闘莉王氏のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新話は日本代表がテーマ。左サイドで絶大な突破力を示した三笘は6月2日のパラグアイ戦(4-1)で1ゴール、同10日のガーナ戦(4-1)で1ゴール1アシストと先発した試合で結果を残した。一方、6日のブラジル戦(0-1)や14日のチュニジア戦(0-3)では相手に警戒され、対応されるシーンも見られた。
三笘は崩しの場面での約束事や連係の必要性を訴える一方で、森保一監督は「薫が戦術」と語り、個の力を突き詰めることを要望している。
闘莉王氏は「三笘選手の言うことは間違っていない。いくらドリブルがスーパーでも、時には2人、3人に囲まれることもある。そうなると非常に突破しづらい。分からないことはない。あれだけ、ドリブルしてくれる選手がいると、みんなゴール前で待ちたがる。クロスがきたらゴールに入れようという選手が増える。普段の1対1なら抜ける。いつもの三笘なら抜ける。クロスを上げてくれると思うが、ワールドカップ(出場)クラスの国と戦う時には、試合中にどこが相手のストロングかは流れを見てすぐに分かる」と主張。いかに三笘の個人能力が高くとも、相手守備陣が数的有利で対応すると分析した。
約束事や連係面は、11月にカタール・ワールドカップを控える森保ジャパンの不安要素の1つとも言えるなか、三笘やFW伊東純也(ヘンク)というスピードスターの能力を最大限生かすためにも連係は必要と闘莉王氏は説いている。