先制点後にネイマールが披露した“ボルト・ポーズ” 世界最速の男もブラジル悲願の金メダルを祝福

ブラジル対ドイツの決勝をボルトがスタジアムで観戦

 リオデジャネイロ五輪男子サッカーでブラジルを悲願の金メダルに導いたFWネイマールが、決勝戦での自身の先制点後に“ボルト・ポーズ”を披露したが、この激闘をスタジアムで観戦した“世界最速の男”ウサイン・ボルトもその写真を引用し、ツイッター上で喜びを露わにしている。

 ドイツとの決勝、エースの値千金の一撃は前半28分に生まれた。ゴール中央からやや左サイド、約25メートルの位置でファウルを受けてFKを得たネイマールは、自らキッカーとしてスポットに立った。右足インフロントで鋭いカーブのかけられたシュートは、ドイツの壁を越えると一気にスライドしながら落ち、クロスバーをかすめてゴール内へ。ネイマールによる鮮やかすぎる一撃で、ブラジルが先制点を奪った。

 このゴールで熱狂の渦と化したマラカナンで、ネイマールは金メダルを確信するかのように左手を斜めに突き上げた。このポーズはもちろん100メートル、200メートル、4×100メートルリレーで、五輪3大会連続三冠の偉業を成し遂げたボルトの代名詞“ボルト・ポーズ”だった。

 ボルト本人は、自身のツイッター上でブラジル対ドイツの観戦に訪れていることを写真でアップするなど、試合を存分に楽しんでいたようだ。試合は後半にドイツが1-1に追いつき、PK戦までもつれ込む熱戦となったが、ドイツ5人目のキッカーが失敗。後攻のブラジル5人目のキッカーを務めたネイマールが冷静に決めて、ドラマティックな展開に決着をつけた。

 

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