本田、2試合連続フル出場も得点絡めず ドローのミランは6戦連続負けなし
9戦連続で先発した本田
日本代表MF本田圭佑の所属するACミランは29日、セリエA第9節カリアリ戦をアウェーで迎え、1-1と引き分けた。
本田はリーグ戦9試合連続の先発出場を果たす。センターフォワードには元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが選出され、4-1-2-3システムで試合に臨んだ。
試合は序盤からカリアリのペースで進み、前半24分に相手FWイバルボにヘディングでゴールを許してしまい、早い段階でビハインドを背負う展開に。それでも前半34分、イタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラのミドルシュートがネットに突き刺さり、スコアをタイに戻して前半を折り返す。後半もカリアリが攻め込む時間が続き、防戦一方のミランは見せ場を作れず、相手の決定力不足にも救われ、そのまま試合終了。2試合連続で勝ち点1に留まった。
フル出場を果たした本田だが、ボールタッチこそ多かったものの、決定的な仕事はできず。キレのある動きも随所に見せていたが、最前線のトーレスが試合にフィットできておらず、チャンスに繋げるまでには至らなかった。突破口がイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィの個人技のみという厳しい戦いを強いられた。対するカリアリは、インテンシティーなハイプレスで最後まで集中を切らさず、ミラン相手に内容ではドロー以上のゲームを演出した。
それでもリーグ戦6試合負けなしと、徐々に本来の姿を取り戻してきているミラン。本田も2試合連続フル出場と、フィリッポ・インザーギ監督からの信頼を確固たるものとしている。次節は本拠地サン・シーロにパレルモを迎える。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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