森保ジャパン、E-1選手権「国内組招集メンバー予想」 サプライズ候補は6人、“パリ五輪世代”U-21代表戦士も抜擢
U-23アジアカップで3得点、鈴木唯人の選出は当確か
【FW】
上田綺世(鹿島アントラーズ)
鈴木優磨(加島アントラーズ)
鈴木唯人(清水エスパルス)
満田 誠(サンフレッチェ広島)
武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
▼サプライズ:細谷真大(柏レイソル)、町野修斗(湘南ベルマーレ)
上田綺世は今回のチームでエースとしての活躍が期待される。鹿島で2トップを組む鈴木優磨はリーダーシップがあり、幅広いポストプレーやフィニッシュワークもさることながら、新たなスピリットを注入してくれるはずだ。満田誠は大卒ルーキーながら攻守の強度が高い。広島だとシャドーだが、ウイングでもインサイドハーフでも持ち味を発揮できるだろう。また3バックを採用する場合のオプションとしても面白い。鈴木唯人は清水でエースに君臨し、U-23アジアカップで3得点と活躍したことを考えればほぼ間違いないところ。サプライズ枠の細谷真大は鈴木と同じくU-23アジアカップの主力組だが、好調の柏で主力を張っており、ここでA代表に呼ばれてもおかしくない。22歳の町野修斗はJ1で7得点。A代表にいないダイナミックな大型ストライカーで、ミドルシュートの精度も高い。もし選ばれたら、ぜひとも国際試合で“領域展開”してもらいたい。
【総評】
筆者の希望を言えばもう少し名前を挙げたかったが、気になる選手という基準でいうとリストが一気に倍増してしまうので、泣く泣く23人+サプライズ候補6人にとどめた。カタールW杯に向けた国内組のラストアピールの場でありながら、やはりJリーグのファン・サポーターが注目し、応援したくなるような代表チームが観たい。日本開催でもあり、大いに盛り上がって結果的にタイトルを勝ち取れることを期待している。
河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。