「ベイルを獲得する?」 アーセナル加入への問いに元英代表見解「出番得られない」
アーセナルOBウィルシャー、ベイルの去就動向へ言及
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、今月末をもってスペイン1部レアル・マドリードとの契約が満了を迎える。来季に向けイングランド2部カーディフ・シティと交渉を持ったとされるなか、かつてベイルが所属したイングランド1部トッテナムのライバルであるアーセナルOBの元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーは、ベイルがアーセナルに加入しても出場機会は得られないと語った。英紙「メトロ」が報じている。
数年前まで世界最高の選手の一人と称されたベイルだったが、今シーズンのレアルでは、出場機会を十分に得られず、シーズンを通じて7試合出場1得点という結果に終わった。その一方で今もウェールズ代表の主力であるベイルは、今年11月に開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)への出場を目指している。
そうした状況のなかで、ウィルシャーはもしアーセナルに加えることができるなら、ベイルを獲得するかと問われると、「ノー」と答えたという。
「彼と同じポジションでプレーする選手たちの顔ぶれを見てみると、彼らは若い選手たちであり、この数年間で間違いなくアーセナルの最高の選手たちだった。だから、彼は出番を得られないと思う。そして、もし彼が出場機会を得ることになれば、そういった選手たちの成長を妨げることになる」
これまでのキャリアを考えれば、カーディフへの移籍は大きなステップダウンになるが、ベイルは「サッカーは、サッカーだ。僕はどこに行っても、ボールを持った時の自分のプレーの質を落とさないと思う。確かなことは、試合でプレーして、可能な限り良いコンディションを維持することだ」とコメントし、所属クラブが戦うカテゴリーは気にしていない様子を見せていた。
まだ32歳と十分にキャリアを続けられる年齢にあるベイルだが、レアルでUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を達成するなど、輝かしいキャリアを送ったアタッカーは、どこに新天地を求めることとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)