マンU契約満了のポグバ、2度目のユベントス加入へ 古巣への”不満”も口に「ハッタリしか言わない」
契約年数について最終調整を行った後、7月に正式サインの予定と報じられる
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドとの契約が、今月末で満了を迎えるフランス代表MFポール・ポグバは、イタリア1部ユベントスへ、キャリア2度目のフリー移籍をすることになりそうだ。英衛星放送「スカイ」が報じている。
6月1日にユナイテッドから、契約を更新しないことが発表されたポグバだが、ユベントスとの交渉は大詰め段階のようだ。2011年夏にもポグバはユナイテッドから、ユベントスへフリー移籍。そこで世界有数のセントラルハーフへと成長を遂げると、2016年には当時の史上最高額となる1億1000万ユーロ(約155億円)で、ユナイテッドがポグバを買い戻した。
その時に結ばれた契約が満了を迎え、ポグバは再びイタリアへ戻ることになるようだ。記事では「契約期間が、まだ合意に至っていない。4年契約か3年契約プラス1年のオプションという契約のどちらかになる。7月の上旬に正式に契約が結ばれることになる見込みだ」と、報じている。
ポグバとの契約延長を望んでいたユナイテッドは、週給29万ポンド(約4億8000万円)のオファーを送っていたとされる。しかし、17日にリリースされたドキュメント映像のなかで、ポグバは亡くなった代理人のリノ・ライオラ氏に、ユナイテッドから2度目のオファーがあったかを確認したが、十分なオファーではなかったことを聞かされると「彼ら(ユナイテッド)は、ハッタリしか言わない。キミが必要だと言っておきながら、選手に対して何もオファーをしないなんてことがどうしてできるんだ」と、不満を口にしていた。
ユナイテッドに在籍していた6シーズンで、加入1年目のUEFAヨーロッパリーグとリーグ杯のみしかタイトルを獲得できなかったポグバだが、クラブからの評価は不当だと感じていたようだ。今回がキャリアで最後の大型契約になる可能性が高いポグバは、「ユナイテッドに契約延長のオファーをしなかったことが間違いだったことを証明する」と、ドキュメンタリー内で決意を述べているが、イタリアで再び輝きを放つことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)