「ミナミノを“失敗作”と呼ぶのは酷」 リバプールの“南野評”に英脚光「フランスで活躍する可能性は十分」
フランス1部ASモナコ移籍へ、リバプールでのキャリアに英紙注目
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF南野拓実が、フランス1部ASモナコへ移籍することでクラブ間合意したと海外メディアで報じられるなか、英紙は「ミナミノがフランスで活躍する可能性は十分ある」と指摘し、「リバプールは悔やむことになる」と見解を綴っている。
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南野は、2020年1月にオーストラリア1部ザルツブルクからリバプールへ移籍。21年2月にサウサンプトンへ期限付き移籍し、21年夏から再びリバプールへ復帰したなか、限られた出場機会のなかで公式戦20試合10ゴールの結果を残してFAカップとリーグカップの2冠に貢献していた。
一方で、来季も引き続き出場機会が見込めないことから、今夏の移籍報道が過熱。有力視されていたモナコへの移籍がクラブ間合意に達したと英メディアで報じられ、移籍金は1550万ポンド(25億8000万円)と伝えられている。
そんななか、英紙「デイリー・ミラー」はリバプールの“南野評”に改めて脚光を当てている。「クロップ監督は忍耐強く接するつもりであると主張した。『タクミは長期的なプロジェクトであり、常にそうだった』とレッズのボスは説明した」とし、ユルゲン・クロップ監督から評価を受けていた事実を振り返った。
さらに「リバプールのスカウティングチームが間違えることは滅多になく、ミナミノを“失敗作”と呼ぶのは酷かもしれない」とも指摘。南野自身がチャンスをモノにできなかった事実もあるにせよ、リバプールの評価があってこその移籍加入だったことも示したうえで、「クロップはこの才能を解き放つことができると断固として主張していた。ミナミノがフランスで活躍する可能性は十分にあり、リバプールは彼の能力を完全に見極めることなく退団させたことを悔やむことになる」と、見解を綴っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)