天才メッシ、キャリア史上「最も物議を醸したゴール」に英注目 まさかの「神の手」に世界衝撃
2007年6月10日のエスパニョール戦、メッシが決めたゴールに相手チームも猛抗議
数々のスーパーゴールを叩き込んできたフランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだが、その偉大なキャリアの中で「最も物議を醸したゴール」に英メディアが注目している。
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「リオネル・メッシが『神の手』と称される、最も物議を醸したゴールを決めた時」と特集を組んだのが、英メディア「スポーツ・バイブル」だ。
かつて母国の英雄FWディエゴ・マラドーナが1986年のワールドカップ準々決勝・イングランド戦に出場し、手でパンチングしてゴール。「神の手」として今でも語り継がれているなか、メッシも同様に「神の手」ゴールを決めている。
2006-07シーズンのリーガ・エスパニョーラ第37節(07年6月10日)、FCバルセロナ対エスパニョール戦(2-2)。当時、バルセロナで19番を背負っていた19歳のメッシは右ウイングで先発したなか、0-1と劣勢の前半43分にDFジャンルカ・ザンブロッタのクロスに反応する。相手GKの前に飛び込み、頭でヘディングシュートを叩き込んだ。しかし、よく見ると、頭ではなく添えた左手でヒットしており、本来であればハンドで取り消されるシーン。相手チームも当然猛抗議したが判定は覆らず、この時はゴールとして認められている。
記事では「タイトル争いでレアル・マドリードを追いかけるなか、メッシはエスパニョールとのバルセロナ・ダービーで同点ゴールを決めるために手を使ったが、これはアウェーチームにとって受け入れがたいファウルだった」と触れた。
この瞬間は映像や写真でさまざまな角度から捉えられており、世界的にも「神の手ゴール」と話題を呼んだ一方、明らかに手を使ったハンドでもあり当時も物議を醸していた。マラドーナ同様、メッシの“神の手弾”もサッカー界の伝説として残りそうだ。