アクシデントが首位攻防戦の勝敗分けた… 川崎が途中出場のMF森谷弾で浦和を2-1撃破!
浦和指揮官はリオ五輪帰りの興梠と遠藤をベンチスタートに
浦和レッズは20日のJ1セカンドステージ第9節、本拠地で川崎フロンターレと対戦した。年間順位、ステージ順位ともに首位を争う両チームの対戦となったが、後半29分に途中出場の川崎MF森谷賢太郎が決勝ゴールを奪い、2-1で川崎が勝利した。
浦和はFW興梠慎三とDF遠藤航、川崎はMF大島僚太とMF原川力がリオデジャネイロ五輪での戦いを終えてメンバーに戻った。五輪メンバーが離脱してから4連勝中とあって、浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は良い流れの継続を重視し、両者をともにベンチスタートとした。川崎の風間八宏監督は大島をスタメンに起用し、原川は遠征メンバーから外れた。
両チームの勝ち点は、セカンドステージは浦和が3ポイント、年間順位では川崎が2ポイント上位で首位を争う状況で迎えた天王山の一戦となった。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も視察に訪れる中、立ち上がりから互角の展開だったゲームを先に動かしたのは、アウェーの川崎だった。前半14分、右サイドに切り込んだFW小林悠がマイナスに戻したところに走り込んだMF中村憲剛の右足シュートが日本代表GK西川周作のニアサイドを破り、1-0とリードを奪った。
しかし、先制点を奪った川崎はチーム全体が後ろ重心になり前線の選手がプレスに行けずに孤立した。すると、浦和は次々にゴール前へボールを送り込んでチャンスを量産した。そして同28分、こぼれ球にいち早く反応したDF森脇良太が敵陣深くまでドリブルで切り込むと、ゴール前を横切るラストパスを供給。必死に戻った川崎守備陣がクリアしきれなかったところをFW李忠成が押し込み、1-1の同点に追いついた。一進一退のままハーフタイムに突入した。
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