伊メディアが4選手をピックアップ わずかな期間で古巣に復帰した「悔い改めた選手たち」
ルカクは今夏、古巣のインテルに復帰するとみられている
イタリア・セリエAの名門インテルは、イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーからベルギー代表FWロメル・ルカクの再獲得に近づいてるとされるが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、わずかの期間で古巣に復帰する「悔い改めた選手たち」を特集している。
ルカクは2019年から21年までインテルに在籍し、20-21シーズンはリーグ優勝とMVPのダブル受賞も果たしたがシーズン後に移籍を希望。チェルシーに1億1500万ユーロ(約161億円)の巨額移籍をしたものの、わずか1シーズンで復帰願望を口にして期限付き移籍を軸に両クラブが交渉中となっていう。
特集ではルカクを「これまでにできていた悔い改める選手リストの列に並ぶ最新の選手」として、過去のわずかな在籍期間で古巣復帰した選手を紹介している。
1人目はイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチで、2016-17シーズンにマッシミリアーノ・アッレグリ監督や首脳陣と対立。そのシーズン後に移籍願望を口にすると国外からも多くのオファーがある中でイタリア国内移籍を希望し、オーナー交代で資金に余裕のあったミランが4200万ユーロ(約59億円)で獲得していった。しかし、ミランで思うようにいかない1シーズンを過ごすと復帰願望を唱え、FWゴンサロ・イグアインとDFマッティア・カルダラとのトレードでユベントスへ復帰した。
後にボヌッチはこのミラン移籍を「怒りに任せた行動」と振り返り、文字通り悔い改めていた。
2人目はミランからチェルシーに移籍した当時のウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ。ミランでは7シーズンの所属で全てを勝ち取ったものの、06年にチェルシーへ移籍。移籍金4500万ユーロ(約63億円)に年俸900万ユーロ(約12億円)という高額移籍になったが、2シーズンでリーグ戦9ゴールと完全に沈黙。08-09シーズン開幕直前にミランへと期限付き移籍で復帰するものの、1シーズンでリーグ戦ノーゴールと失意の結果に終わってしまった。
3人目はやや古い年代で、イングランド・プレミアリーグの名門リバプールからユベントスへとやってきた当時のウェールズ代表FWイアン・ラッシュが振り返られた。リバプールで224試合に出場し139ゴールという伝説的な数字を残したラッシュは、1987年夏にフランス代表の“将軍”ことMFミシェル・プラティニの後継者としてユベントスに現在レートで320万ユーロ(約4億5000万円)でやってきたが、リーグ29試合で7ゴールに終わった。