「Jリーグ最強チーム」それとも「未来を見据える」? 森保監督、E-1選手権の選考の“難しさ”に言及
ベテラン組よりもU-21日本代表メンバーを引き上げる想定か
日本代表(FIFAランキング23位)を率いる森保一監督が、6月21日に定例のオンライン会見を実施。7月19~27日に日本で開催されるE-1選手権のメンバー選考について、「これまでワールドカップに出場したことのある選手たちは招集しない方向でいる」と、新戦力のテストを示唆した。
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カタール・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選を苦しみながらも勝ち抜き、7大会連続のW杯出場を決めた森保ジャパン。グループリーグではスペイン(同7位)、ドイツ(同12位)、コスタリカ(31位)と対戦することが決まった。
6月シリーズでは、パラグアイ、ブラジル、ガーナ、チュニジアと対戦して2勝2敗。7月に日本で開催されるE-1選手権では、香港(同147位)、中国(同77位)、韓国(同29位)と戦う。
今回は欧州組を招集できないため、国内組で挑むことになるが、森保監督は「最終的にメンバーの絞り込みはしていない」と断りつつ、「J1リーグでレギュラーとして試合に出ている」ことを選考条件に挙げ、「U-23アジア選手権を戦った(U-21日本代表の)選手の中からもA代表に来てもらう計算はしている」と語った。
「年齢は関係なく見てはいるが、これまでW杯に出場したことのある選手たちは招集しない方向でいる。最終的にはまだ決めていないけど、(若い)選手にチャンスを与えてみようかと思っている」
森保監督は、E-1選手権の位置づけに関して「すごく難しいと思う」とし、選考のビジョンを明かしている。
「今のJリーグ最強チームでいくのか、未来を見据えてやっていくのか。いろんなことを考えてやっていかないといけないので、招集(選考)は難しい。前回はほぼ東京五輪世代をメインに、Jリーグ勢を呼んだけど、今回は目の前にW杯があるので、選手たちが目標にしている。E-1でチーム作りをして最終的なメンバーをどうするか考えつつ、未来に向けてもやっていくメンバー構成をしたいと思っている」
今回のE-1選手権では、U-21日本代表メンバーを含めた若手に注目が集まりそうだ。