リバプールOB、マネのドイツ1強バイエルン移籍濃厚に指摘 「キャリア最高の2年間を台無しにする」

ブンデス移籍噂のサディオ・マネ【写真:ロイター】
ブンデス移籍噂のサディオ・マネ【写真:ロイター】

元ウェールズ代表FWソーンダース氏は「マネにとってチャレンジにならない」と指摘

 イングランド1部リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネは、国内カップ戦2冠を置き土産にドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンへの移籍が迫っている。そうしたなかで、クラブOBでもある元ウェールズ代表FWディーン・ソーンダース氏は「キャリア最高の2年間を台無しにする」と、マネのブンデスリーガ移籍に苦言を呈している。

 マネは2016年にサウサンプトンからリバプールへ移籍。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、エジプト代表FWモハメド・サラーとの強力な3トップを形成し、18-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、19-20シーズンのプレミアリーグなど多くのタイトルをチームにもたらした。18-19シーズンにはプレミアリーグ得点王(22ゴール)も獲得している。

 リバプールとの契約が残り1年となり、去就に注目が集まっていたなかでマネは今夏の移籍を決断。すでに英国メディアではバイエルンへの移籍で合意済みで、3年契約を結ぶと伝えられている。移籍金は出来高込みで最大で4100万ユーロ(約58億円)になる見込みだ。

 この移籍について、1991-92シーズンにリバプールでプレーしたソーンダース氏は、英ラジオ「talkSPORT」で「クラブ(バイエルン)のことを悪く言うつもりはない。素晴らしいクラブだが、リーグ(ブンデスリーガ)はマネにとってチャレンジにはならない」と否定的に語っている。

「彼はこれからもゴールを決めるだろう。彼らは毎週5-0で勝つ。リーグで優勝するのは1チームだけだ。これはチャレンジではない。彼は肘掛け椅子に座り、葉巻に火をつけ、バイエルンのために3速ギアでプレーする。2年間を惰性で過ごし、サッカー選手として最高の2年間を台無しにすることになるだろう」

 ブンデスリーガでは今年バイエルンが歴代最長となる10連覇を達成。国内1強の状況が長く続いている。ソーンダース氏は競争の激しいプレミアリーグからブンデスリーガへの移籍がマネにとって大きな格下げになると危惧しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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