カタールW杯「出場32か国パワーランク」英メディア公開 トップ2は南米国、日本はアジア勢2番手
英紙「ガーディアン」が独自選定、各国のパワーランキングを発表
カタール・ワールドカップ(W杯)の出場全32チームが出揃ったなか、英紙「ガーディアン」が各国のパワーランキングを公開。トップには南米の強豪アルゼンチンが選ばれ、日本はアジア勢2番手の25位となっている。
カタールW杯開幕(11月)を5か月後に控えるなか、6月14日(現地時間)には最後の出場1枠を懸けた大陸間プレーオフが開催され、コスタリカがニュージーランドを破って3大会連続6度目の本大会出場が決定。この結果、コスタリカは日本と同じグループEで本大会を戦う。
出場全32チームが出揃ったことを受けて、「ガーディアン」紙は独自で選定した各国のパワーランキングを公開。トップ3はアルゼンチン、ブラジル、スペインとなり、FIFAランキング1位のブラジルをアルゼンチンが上回った理由については「最近の対戦ではアルゼンチンがチッチ監督のチームを圧倒している」と記した。
日本と同グループのスペインについては、「トップクラスのストライカーを欠いていることが、2010年の優勝チームにとっての最大の課題だが、ペドリとガビを中心とした新世代の潜在能力は明らかである」と綴っている。
そのスペインとグループEで“2強”を成すドイツは5位。「ドイツはハンジ・フリック監督のもとですぐに明確なアイデンティティーを見出した。世代交代が巧みに行われ、EURO2020ではほとんど見られなかった巧みなサッカーが見られるようになった」と評価された。
アジア勢トップは23位のイランで、日本は2番手の25位。「チュニジアに0-3で敗れたことは、それまでの10試合で8勝を挙げていたサムライブルーにとって心配の種。しかし森保一監督率いるチームは、ガーナ戦(4-1)での見事な勝利とブラジル戦での惜敗で、自分たちの実力を見せつけた」と、6月シリーズの戦いぶりに触れている。
このほか、グループHでポルトガル、ウルグアイ、ガーナと戦う韓国は28位となり、下位3つはカタール(30位)、オーストラリア(31位)、サウジアラビア(32位)と、すべてアジア勢で固められた。