浦和のボランチ伊藤敦樹、J1通算450勝に感慨 「レッズの素晴らしさを表している」
名古屋戦でチームの2点目を奪取、関根のゴールもお膳立て
浦和レッズは6月18日のリーグ第17節、名古屋グランパス戦に3-0で勝利した。これによりJ1で3チーム目となる通算450勝を達成し、浦和の下部組織で育ったMF伊藤敦樹は「この記録はレッズの素晴らしさを表していると思う」と話した。
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浦和は3月19日のジュビロ磐田戦(4-1)において通算449勝をマーク。“リーチ”をかけていたものの、そこからリーグ戦は8分1敗と勝ち切れず。過密日程のなかでAFCチャンピオンズリーグ(AFC)出場によるタイ遠征が重なったことや、新加入の外国人選手たちが遅れて合流してきたことによる連係不足もありチームが噛み合わなかった。
そうしたなかで迎えた代表活動による中断期間で修正を図った浦和は、前半にセットプレーから2ゴール。さらにMF関根貴大がゴールして3点目を奪って勝負を決めた。
伊藤はボランチでスタメン出場すると、右サイドを中心に相手MF仙頭啓矢の飛び出しをケアして攻撃の糸口をふさぎつつ、攻撃参加したセットプレーではチームの2点目を決めた。さらに、関根のゴールはペナルティーエリア近くまで進出してワンツーの受け手になってのアシストだった。
戦術理解度、運動量、技術的な要素のすべてで好結果を残した伊藤は、浦和の下部組織から流通経済大学を経て昨季に加入。地元出身で、幼少期には浦和の試合の応援に駆け付けることもあったというクラブ愛の持ち主だけに「今日がその節目の勝利であることは終わった後に聞いたけれども、Jリーグで3チーム目と聞いているので、この記録はレッズの素晴らしさを表していると思うし、そういう節目で自分がゴールをすることが出来たのは嬉しい」と喜んだ。
通算450勝は鹿島アントラーズと横浜F・マリノスに次ぐ3チーム目になった。1993年のJリーグ開幕時に名を連ねた“オリジナル10”の1チームである浦和だが、J2降格も経験するなど苦しい時期も過ごした。一方でリーグ優勝は1回だがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2回制覇、ルヴァン杯を2回、天皇杯を4回優勝するなどカップ戦のタイトルは多く獲得している。