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バルサ&マドリード勢の「三強体制」に拍車がかかるリーガ セビージャ清武は“鬼門”突破なるか
主力流出で苦戦が予想される乾のエイバル
バルサとレアル以上に積極的な補強を見せているのは、シメオネ監督率いるアトレチコだ。ベンフィカからMFニコラス・ガイタン、セビージャからFWケビン・ガメイロ、サッスオーロからDFシメ・ヴルサリコと各ポジションに即戦力を獲得。今夏の欧州選手権でMVPに輝いたFWアントワーヌ・グリーズマン、古巣で復活を遂げたFWフェルナンド・トーレスらも軒並み残留し、二強の牙城を本気で崩しにいこうとしている。
他にも昨季リーガ4位のビジャレアルはMFデニス・スアレスがバルサに去ったものの、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトを獲得するサプライズを起こした。ビルバオ、セルタ、そして選手を大量補強したエスパニョールなど、上位進出を窺うクラブも曲者揃いだ。
そのなかで乾が所属するエイバルは、2シーズン連続でのリーガ残留が目標となるが、FWボルハ・バストンら昨季の主力が多くチームを去った。攻撃でアクセントを加える役割を担う乾には、昨季の3得点を超える決定的な仕事が求められるのは間違いない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images