久保建英の売却「レアルは考えていない」 来季レンタル候補“3クラブ”を現地メディア指摘
来季レアルでは「居場所なし」との見解が大半も、売却は“なし”と現地報道
スペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカに期限付き移籍していた日本代表MF久保建英の去就が注目を集めるなか、スペインメディアは新天地候補に注目。保有元のレアルが求める「2つの条件」を基に、複数クラブ名を挙げている。
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久保は昨季、キャリア2度目となるマジョルカへのレンタル移籍を決断。シーズン序盤こそ主力として出番を重ねたものの怪我により長期離脱を余儀なくされた影響もあり、リーグ戦28試合に出場し、1ゴール1アシストと、期待されたほどのインパクトを放てなかった。
マジョルカへのレンタル期間を終え、形式上はレアルへ戻る形となる久保。しかし、レアルのEU圏外選手枠がFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンで埋まっているうえ、昨季のパフォーマンスから実力不足と見なされ、来季レアルでは「居場所なし」との見解が大半だ。
一部報道では今夏、レアルが久保を売却するとの報道もされているなか、スペインメディア「eldesmarque」はレアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」の情報を基に「クラブは久保の新たなレンタル先を探したいと考えている」と報道。レアルがこのまま久保を保有するとの見解を示したうえで、新天地の条件にも言及している。
「どのチームでもいいというわけではなく、2つの条件を満たす必要がある。1つ目は、スペインリーグで能力を伸ばし続けるために、ラ・リーガでプレーすること。そして2つ目は、できれば来シーズンもヨーロッパの大会でプレーしてほしいということだ。レアル・マドリードは久保の売却を考えていないと断言している」
この2つの条件を踏まえ、記事では新天地候補をピックアップ。来季欧州主要大会への出場権を確保しているラ・リーガのクラブのうち、リーグ屈指の強豪とされるバルセロナ(リーグ2位)、アトレティコ・マドリード(同3位)は“非現実的”として除外。セビージャ(同4位)、ベティス(同5位)、レアル・ソシエダ(同6位)、ビジャレアル(同7位)を挙げた。
それでも、2020-21シーズンにレンタルでプレー経験のあるビジャレアルに関しては「ウナイ・エメリが彼に機会を与えることなく、すでにレンタルされていたため除外されそうだ」と綴っており、レアルが求める条件に照らし合わせた新天地候補は、実質3クラブだとの見方を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)