日本代表の“絶大な武器”問題 闘莉王が活用法に疑問「そこは監督の采配、腕の見せ所」
ドリブラー三笘薫に対するサポート不足と言及、戦術や連係でさらに生かせるか
日本代表(FIFAランキング23位)は6月14日、キリンカップ決勝でチュニジア(同35位)と対戦し、0-3で敗れた。6月シリーズを2勝2敗で終えたが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、途中出場となったFW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の活用法に疑問を投げかけている。
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闘莉王氏のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は、チュニジア戦で敗れた日本代表で森保一監督の采配だった。
左ウイングではリバプールFW南野拓実が先発したが、前半25分の決定機で空振りするなどシュート0本に終わっている。6月の4連戦でシュート0本、無得点という結果となった南野について、「南野の不調? ずっと言っている。(左ウイングのレギュラーは)三笘選手しかいないと」と闘莉王氏は断言した。
チュニジア戦の後半15分にスーパーサブとして投入された三笘だが、絶大な個の能力を誇るドリブラーに対するサポート不足を闘将は指摘している。
「後半どれだけ三笘選手にボールが集まったのか。日本代表のみんなが、ああいう形になったら三笘の個人技しかない(と分かっている)。もう三笘の個人技しかない! ドリブルしかない! でも、みんなサポートもしなくなった。これが間違い」
サイドでの単騎突破をチームメイトも期待する一方、三笘頼りが顕著だったと指摘。「1対1になったら絶対に抜いてくれる。でも、1対3のような場面もたくさんあった。そこは監督の采配、腕の見せ所」と触れ、戦術や連係という形で三笘という武器を最大限に生かす方策を闘将は求めていた。