反町技術委員長、森保Jの6月4連戦に手応え「一定の成果はあった」 ブラジル戦も収穫「ボディーブローのように効いていた」
6月シリーズで4試合、森保ジャパンは2勝2敗
日本サッカー協会の反町康治技術委員長が6月16日、技術委員会ブリーフィング取材に応じ、6月シリーズの4連戦について「一定の成果はあったと感じている」と手応えを口にしている。
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11月のカタール・ワールドカップ(W杯)に向けて強化を続ける日本代表は6月シリーズで4試合を組み、2日にパラグアイ(4-1)、6日にブラジル(0-1)、10日にガーナ(4-1)、14日にチュニジア(0-3)と2勝2敗で終えていた。
反町技術委員長は「チーム戦術の確認と徹底、選手の並び、選手のコンバートや適性などを見ていく。課題や問題点を抽出して、次の活動につなげていく。おおむねその狙いはできた。各々の力量、戦術眼などは練習も通じて把握できたので、一定の成果はあったと感じている」と6月シリーズを振り返った。
FIFAランキング1位ブラジルとの一戦について「いい雰囲気のなかでできた。マッチメイクしている私としては涙が出るほど嬉しかった。サムライブルーとしての課題は今後話していく。普及の意味でプラスだったし、ああいう試合を増やしていきたい。真剣勝負を挑んできてくれたことに敬意を表したいし、日本も臆することなく立ち向かったのは嬉しく思う。東京五輪のスペイン戦は延長の0-1で負けた。反省点としてボール保持率を上げないと厳しいと。ブラジル戦、ボールポゼッションの数値的には日本が47.8%、ブラジルが52.2%と見劣りしなかった。キーパー、センターバック、アンカーを使ったビルドアップが効率良くできボディーブローのように効いていた。前のところは、もちろんまだ問題があるが、ここは1つだけ挙げてもいいかもしれない。チームでやろうとしていることが現われた。もちろん足りないこともある」と一定の手応えを語った。
また最終的に出場のなかったDF冨安健洋(アーセナル)について「最終戦でギリギリ間に合うのではないのかなというところでやってきた。チュニジア戦も使っても良かった。参加することで代表が何を目指してやっているかを把握できたのはプラスだったと思う」と言及。さらに交代カード5枚の使い方や現場での感触なども含めて収穫はあったと振り返っている。