五輪史上最速“14秒弾”のネイマールは「モンスターだ!」 ブラジル指揮官がエースを絶賛
ミカレ監督が讃える主将の輝き ホンジュラスを6-0で退け決勝へ
17日(日本時間18日)に行われたリオデジャネイロ五輪準決勝で、開催国ブラジルがマラカナンスタジアムでホンジュラスと対戦。エースのバルセロナFWネイマールが開始14秒という五輪サッカー史上最速の先制点を奪うと、そのまま一気にゴールラッシュ。6-0の大勝を収めて決勝へ進出したが、ロドリゴ・ミカレ監督はキャプテンでもあるネイマールを「モンスター」と絶賛している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
ブラジルの”魔術師”が歴史を作った。開始わずか14秒、最終ラインまで一度バックパスでボールを下げたホンジュラスに対し、ネイマールは前線から果敢なプレスを敢行。相手ゴール前でボールを奪い取ると相手GKともつれ合い、ボールはそのままゴールに転がり込んだ。
五輪サッカー史上最速弾で、チームの快勝劇の立役者となった。「我々は素晴らしいフットボールを見せて決勝に到達することができた」と聖地マラカナンでの圧勝に胸を張ったミカレ監督は、キャプテンでエースのネイマールをこう絶賛した。
「彼はモンスターだ。才能に溢れ、どの試合でも求められるフットボールを見せている。彼はグループで幸福さを示している。いい時間を過ごしているんだ」
オフ中のパーティー三昧に加え、五輪開幕後は2試合連続のスコアレスドローでブラジル国民からバッシングを浴びたネイマールだが、決勝トーナメントに入ってからはギアを一気に上げている。”モンスター”と讃えられた絶対的なエースはドイツとの決勝でも輝きを放ち、母国に五輪サッカー史上初の金メダルをもたらすことができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images