“ミネイロンの惨劇”の復讐に燃えるブラジル国民 選手は決勝ドイツ戦へ冷静「リベンジではない」
悲願の金メダル獲得に神経を集中
レナト自身も、選手が2年前の雪辱に神経を注ぐあまりに、オーバーヒートしてしまうことを危惧しているようだ。
「リベンジの必要はないんだ。(精神的に)成熟して対戦しなければいけない。金メダルを獲得しなければいけないし、そのチャンスなんだ。リーグも状況もタイミングも違う」
五輪はU-23世代による年代別の大会であり、A代表のベストメンバー同士の対決ではない。ドイツはオーバーエイジ(23歳以上選手)枠にトッププレーヤーを招集していない。ブラジル国内で過熱するリベンジへの思いが勝敗に影響しないよう、レナトはひたすら金メダル獲得に神経を集中させていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2