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名手スナイデル、レアル時代の“過ち”を後悔 「メッシやC・ロナウドのようになることができた」
スナイデル氏はレアルやインテルで活躍し、南アフリカW杯でオランダ代表の主力を務める
2019年に現役を引退した元オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデル氏は、現役時代に輝かしいキャリアを送ってきた。しかし、スナイデル氏は自身が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)の領域に達するポテンシャルが自分にあったと感じているようだ。スペインのデジタル新聞「エル・エスパニョール」が報じている。
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オランダ1部アヤックスでトップチームデビューを果たしたスナイデル氏は、すぐに中心選手となり、2007-08シーズンにスペイン1部レアル・マドリードへ移籍。加入1年目でリーグ優勝に貢献すると、続く2008-09シーズンからは背番号10を付けることになった。その後に移籍したイタリア1部インテルでも、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリアの3冠を達成している。
また、オランダ代表としても、国際Aマッチ134試合に出場して31得点を記録。日本代表とも戦った2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)では、チームを準優勝に導き、同大会のシルバーボール賞とブロンズブーツ賞を受賞している。
素晴らしい経歴に思えるが、スナイデル氏は「私はメッシやC・ロナウドのようになることができた。でも、そういう気分になれなかったんだ」と言い、現役時代に悔いが残っていることを明かしている。
「僕は、人生を楽しんだ。夕食の時には、ワインを嗜んだ。レオやクリスティアーノは違うだろう。彼らはより多くの犠牲を払っている。それがいいのだろう。もちろん、それでも私のキャリアは驚くべきものだったけれどね」
スナイデルは、レアル時代に私生活で問題があったと明かし、世界的な名門クラブで活躍することで多くの誘惑があったと話している。
「うまくいっていて、気分がいい時、同僚や友人と出かけて行った。さらに私生活でうまくいっていなかったからね。家族とうまくいかずに問題を抱えていたら、友人に助けを求める。私は『もう一杯飲めば、悩み過ぎずに済む』と考えていたんだ。
でも、それは始まりに過ぎなかった。妻と別れ、以前のように息子が近くにいない時は、とても難しかった。当時の私は若く、今のような考え方はできなかった。スターのように過ごしたわけではないが、レアルの選手だったことで、ピッチ外でいろいろなことがあった。特に1年目はいいプレーもできたから、そうすると、さらに難しくなった。今やり直せるのであれば、まったく違うことをするだろう」
素晴らしい実績を残したスナイデル氏だが、実際に彼がよりサッカーに集中できていたら、どのような選手になっていただろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)