吉田麻也、W杯メンバー入りへ危機感吐露 「ワンプレーで信頼なくなる」…惨敗後に示した悲壮な覚悟
チュニジア戦で3失点すべてに関与、チームは0-3敗戦
日本代表は6月14日に行われたキリンカップ決勝戦チュニジア戦で0-3の完敗を喫した。そのなかでキャプテンのDF吉田麻也は、3失点すべてに絡むパフォーマンスとなり試合後には「サッカーではワンプレーで人生が変わる」と危機感を覗かせた。
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試合の主導権を握っていた前半のうちに得点を挙げられなかった日本は後半9分、ロングボールからピンチを迎える。ボールを奪いに行った左サイドバックのDF伊藤洋輝が相手と入れ替わる形になりピンチになると、カバーに入った吉田がエリア内でスライディングタックル。相手選手を倒してPKを与えると、これを決められて先制された。
さらに後半30分にも、相手GKのロングボールに対して連係ミスが生じる。GKシュミット・ダニエルが処理をすると判断した吉田だったが、シュミットとの意思の疎通が合わない。ゴール前で相手にボールを奪われると、そのままゴールを決められた。さらに試合終了間際にも、吉田は敵陣の高い位置で相手とのボールの奪い合いに敗れ、そこからのカウンターで3失点目を許すこととなった。
試合後、吉田は「前半で仕留められなかったからこそ、後半の拮抗している時に我慢しないといけなかった。僕のミスもあるし、自分たちのミスからの失点が、この4試合すべての試合で出てしまっているので、課題は明確だなと思います」と、このチュニジア戦だけでなく、6月の4試合を振り返った。
これまでキャプテンとして、チームを牽引してきた吉田だが、各失点シーンの後は、かなりショックを受けている様子だった。この試合に先発したDF板倉滉、ベンチに控えているDF冨安健洋は、来季以降も欧州のクラブでプレーすることが確実。一方で吉田は、今季限りでサンプドリアとの契約が満了を迎え、日本復帰も報じられている。この6月シリーズの全試合で先発出場させた森保一監督の期待に応え、守備の要として存在感を示したいところだったが、チュニジア戦のパフォーマンスは不安を残すものとなった。