ソン・フンミン父、プレミア得点王獲得の息子に成長を要求 「満足しているようでは危機がくる」
今季はプレミアリーグで23得点を挙げ、アジア人として初の得点王を獲得
イングランド1部トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、今季プレミアリーグでアジア人初の得点王を獲得するなど名実ともにリーグ屈指のFWとして名を馳せたが、父ソン・ウジョン氏は息子がまだワールドクラスの選手だとは感じていないようだ。
ソン・フンミンは今季プレミアリーグで23得点を決め、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーと並んで得点王の座に輝いた。PKを1本も蹴らずに23得点を決める離れ業で、アジア人として初の快挙を達成。2桁ゴールはトッテナム加入2年目の2016−17シーズンから6年連続で、今やチームの頼れる得点源となっている。
そして、すでにプレミアリーグでも屈指のFWの1人といっても過言ではない活躍ぶりだが、父親のソン・ウンジョン氏は息子の評価に慎重な構えを貫いている。中国の公共法送「CGTV」のインタビューで次のように語っている。
「彼はもっと努力し、今よりもさらに進歩しなければならない。今の成績に満足しているようでは危機がやってくるだろう。常にベストな状態でいられるように努力しなければならない。現状に満足するのではなく、常に10%良くなることを目指してほしい」
ソン・ウンジョン氏は2018年当時からソン・フンミンのことを「ワールドクラスの選手だとは思わない」と発言していたというが、それから4年経った健在も評価は据え置きのようだ。現状に満足することなく、トップ・オブ・トップの舞台でコンスタントに結果を出し続けることを要求している。
「彼は今年、多くのゴールを決めたが、来年も同じようにゴールを決められるとは限らない。しっかりと準備した者だけが、困難を乗り越えることができるんだ。慢心する余裕などなく、(来シーズンも)慎重な態度で臨まなければならないだろう」
今季プレミアリーグで4位に入ったトッテナムは来季3年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場する。ソン・フンミンにとってはここが“ワールドクラス”への重要な試金石となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)