18歳チェイス・アンリは「フィジカルモンスター」 韓日戦完敗で韓国メディア高評価「ポテンシャルの高さは見て取れる」

無失点に貢献した18歳のDFチェイス・アンリ【写真:(C)AFC】
無失点に貢献した18歳のDFチェイス・アンリ【写真:(C)AFC】

センターバックの左でフル出場し、クリーンシート達成

 U-21日本代表は6月12日に行われたU-23アジアカップ準々決勝の韓国戦で、MF鈴木唯人(清水エスパルス)が3点すべてに絡む活躍を見せて3-0と快勝した。なかでも、センターバックとして無失点に貢献した18歳のDFチェイス・アンリ(シュツットガルト)に、韓国メディアも注目している。

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 2024年パリ五輪を目指すU-21世代で出場した日本はグループDを得失点差での2位通過となり、U-23世代で出場してきた優勝候補の韓国と準々決勝で激突。一進一退の立ち上がりから前半22分、日本はゴール正面でフリーキックを得ると、鈴木が強く狙ったボールは相手の壁に当たってドライブ回転がかかり、クロスバーに当たってゴール内へ飛び貴重な先制点を奪った。

 後半の立ち上がりは押し込まれたが、劣勢の時間帯をしのいだ日本は後半19分に鈴木がペナルティーエリア内へドリブルで切り込むと右足シュート。これを相手GKがファインセーブしたものの、こぼれ球をFW細谷真大(柏レイソル)が押し込んだ。さらに後半40分、ペナルティーエリアに入るあたりでボールを受けた鈴木が反転すると、鮮やかな左足シュートでゴール。見事に3-0の完勝に導いた。

 韓国ニュースメディア「Dailian」は、「韓国が対峙したのは23歳以下のチームではなく、パリ五輪を目指す2歳年下のチーム。年代別代表では年齢が選手の技量に小さくない影響を及ぼすと考えると、今回の韓日戦大敗は恥ずかしいといっても過言ではない」と日本と差があったことに言及。さらに、センターバックの左でフル出場したチェイス・アンリに関して「日本のフィジカルモンスター」と見出しを打ち、高く評価している。

「最も目立った選手は、センターバックのチェイス・アンリだ。18歳にもかかわらず、身長187センチ、80キロの恵まれたフィジカルを生かし、堅守を誇っている。ディフェンダーゆえに、成長をもう少し見守らなければならないが、そのポテンシャルの高さは見て取れる。実際、キム・テファンら韓国のプロ選手相手に当たり負けしない姿を披露した」

 尚志高を卒業し、ドイツへ渡った18歳の逸材に韓国メディアも熱視線を送っていた。

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