森保監督、6月シリーズ最終戦で冨安健洋の起用には慎重 「長期離脱から2、3日の練習ではリスクになる」
6月シリーズ4連戦の最終戦・チュニジア戦に向けて選手の状況を説明
日本代表を率いる森保一監督が6月13日、6月シリーズ4連戦の最終戦となるキリンカップ・チュニジア戦(14日/パナソニックスタジアム吹田)に向けて公式会見に出席した。5月16日に行われたプレミアリーグ第37節ニューカッスル戦で右足ハムストリング付近を痛めたDF冨安健洋(アーセナル)は、ここまで3試合出場を見送っているが、チュニジア戦も慎重に進める意向を示した。
冨安は昨年末に右足のふくらはぎを負傷し、年明けに一度復帰するも、その後に左足のふくらはぎを負傷。4月23日のプレミアリーグ第34節マンチェスター・ユナイテッド戦(3-1)で約3か月ぶりに戦線復帰を果たしていたが、5月16日に行われたプレミアリーグ第37節ニューカッスル戦で右足ハムストリング付近を痛めていた。度重なる負傷に苦しんでいるなか、今回は昨年11月以来の日本代表招集。合宿当初は別メニューで調整していたが、11日には全体練習に完全合流を果たしていた。だが、指揮官は起用に慎重な姿勢を見せた。
「冨安は出られる可能性を考えて、今日の練習後にメディカルスタッフ、ドクターと相談したい。しかし、いきなり国際試合のハイインテンシティーの中で、長期離脱から2、3日の練習でできるかというのは、リスクになると思う。慎重に考えたい。試合に出られなくても活動に参加できたことでチームの考え方や現在地を選手たちとコミュニケーション取りながら把握できたということは、チームにとっても彼にとってもプラスになったと思う」
また、首を痛めていたFW伊東純也(ヘンク)は「プレーできる」状態だと説明し、右足を痛めたDF中山雄太(ズウォレ)は「プレーすることができない」と、チュニジア戦には出場しないことを明らかにした。
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