【横浜FM×DeNA対談】横浜の街を染めろ! サッカーと野球がタッグを組んだ理由

目玉のスペシャルユニフォーム【写真:©1992 Y.MARINOS】
目玉のスペシャルユニフォーム【写真:©1992 Y.MARINOS】

競技やサプライヤーの枠を超えて実現した記念ユニフォーム

――お2人から今、グッズというお話が出てきましたが、今回のコラボグッズの目玉はやはりスペシャルユニフォームでしょうか。

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原「そうですね。今回、コラボ企画として何か象徴的なものを作れないかと考えた時に、リーグ、競技を超えて、共通のコンセプトのユニフォームを一緒に作り、両チームの選手に試合で着てもらいたい、という考えに至りました。初めての取り組みで、さまざまな関係者との調整を考えると、かなりハードルが高かったのですが、F・マリノスさんにもご協力をいただき、思い切ってチャレンジすることにしました」

――サプライヤーが違うので、一筋縄ではいかなったのではないでしょうか。

原「双方ともユニフォームのサプライヤーさんが違いますので、制作を進めるステップも環境も違います。そのため、両チームが同じデザインコンセプトのもと、それぞれの制作背景にのっとって、サプライヤーさん、デザイナーさんと調整をさせていただきました。その結果、同様のコンセプトをもとにしたユニフォームをそれぞれ完成させることができました。ここまで競技とサプライヤーさんを超えてご一緒させていただけたのは、本当に初めてのケースでした」

永井「ユニフォームのサプライヤーさんが違う、そして制作する時間軸も違う。そのうえで同じコンセプトのユニフォームを作るというのは、難易度としては想像以上に高かったと思います。『面白いからやろう!』と、前向きに始めましたが、このような場合、『でも難しいですよね』と、トーンダウンするケースは多いと思います。しかし、お互いにいろんな方々の協力と、制作に関わったチームのみんなの前向きなマインドがあって実現したものなので、すごく強い思いが込められたユニフォームだと思います」

――記念ユニフォームはシックなカラーとデザインのなかにピンクのラインのアクセントもあって、とてもカッコイイですね。

原「ありがとうございます。今回、“横浜”という大きな都市で、プロスポーツチームの2チームが共同でユニフォームを作るということで、普通のユニフォームを誕生させるのは面白くないという思いがありました。横浜の街並みのなかで、観戦シーン以外でも着ていただけるようなユニフォームを作れないかという考えから、共通のコンセプト制作を始めました。そこで横浜の街に馴染みやすいネイビーカラーを採用して、横浜市を象徴する市の花がバラということでイメージするピンクを差し色にするというところを、共通コンセプトにしたんです」

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