ビッグクラブへの移籍を止められず? セビージャ幹部が主力DFの放出示唆「より競争力あるチームでのプレーを望んでいる」
チェルシーが昨夏にも獲得に迫ったクンデの状況について明かす
スペイン1部セビージャは、今夏の移籍市場でフランス代表DFジュール・クンデを手放すことになりそうだ。スペイン紙「マルカ」が、複数の移籍先候補となるクラブ名を挙げつつ、選手の希望について伝えている。
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昨夏の移籍市場でも、クンデはイングランド1部チェルシーへの移籍について、個人の条件面で合意に達していたとされた。クラブ間の交渉も合意に近づいていたが、最終的にセビージャ側が翻意したことで、移籍は見送られていた。
セビージャのクラブ幹部であるホセ・マリア・クルス氏は、英メディア「Sports Witness」の取材に応じ、クンデをクラブにとどめておくことが困難である見通しを語っている。
「選手は、セビージャにリスペクトを持っている。彼は私たちのクラブにいることを、嬉しく思っている。クンデの場合、問題は金銭的なものではないんだ。彼はセビージャよりも競争力の高いクラブでのプレーを望んでいる。私は、彼がチェルシー、バルセロナ、バイエルンのようなクラブにとっても、魅力的な選手だと確信している。そして彼も、より競争力のあるチームでのプレーを求めているんだ」
同様のことが、数シーズン前にも起きていたとホセ・マリア・クルス氏は話す。
「数年前のラングレと同じケースだ。彼はとても幸せだった。でも、セビージャで数シーズンを過ごしたあと、彼は自分がバルセロナに移籍するのにふさわしいと考えるようになった。最初にオファーを受けたのは、実際に移籍したシーズンの1年前だった。その時は、ラングレと彼の父は、より多くの出場機会を求めているため、セビージャを離れないと話していた」
セビージャも世界に名を轟かす有力クラブだが、メガクラブへの移籍を望む選手たちを止めるのは難しいようだ。昨夏の移籍が見送られているクンデは、自身の望む移籍を実現できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)