南野拓実の”争奪戦”、「最も近い位置にいる」クラブは? モナコは”早期獲得”を希望「要求に応えるしかない」
来季CLの予選から出場するモナコはレアルへのチュアメニ売却で移籍金に支障なし
2021-22シーズンも終わり、欧州の各クラブは新シーズンに向けた補強に動いている。そうした状況で注目を集めているのが、リバプールに所属する日本代表の10番FW南野拓実だ。多くのクラブから関心を示しているとされる南野だが、フランス1部モナコやイングランド1部ウォルバーハンプトンが、すでに動き出していると報じられている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
イングランド1部リバプールに所属する南野は、2021-22シーズンは公式戦24試合の出場にとどまったが、10得点1アシストという数字を残し、FA杯とリーグカップでは、クラブ内のチーム得点王となり、2冠獲得に貢献した。しかし、今夏の移籍市場でより多くの出場機会を求めて移籍するのではないかと報じられている。
リバプール専門メディア「Rousing The Kop」は、CLに予備予選から出場するため、早期の獲得実現を希望するモナコが動いており、問題は移籍金になると報じている。記事では「リバプールは1300万ポンド(約21億円)から1700万ポンド(約28億円)を日本代表選手の移籍金に設定している。リバプールが1700万ポンドを希望するのに対し、モナコは当然1300万ポンドでの獲得を望む。しかし、競合があるため、選択肢は少ない。英メディア『The Athletic』は、最低でも4つのクラブが南野に関心を示しているとしている。交渉を可能な限り早くまとめるためには、リバプールの要求に応えるしかない」と、伝えている。
モナコは6月11日、8500万ポンド(約140億円)の移籍金でフランス代表MFオーレリアン・チュアメニを、レアル・マドリードへ放出したばかり。このため、1700万ポンドというリバプールの要求額を満たすことは、十分に可能だとみられている。
英メディア「Football Insider」は、「現時点でウルブスが、リバプールのアタッカーである南野拓実の獲得に向けて最も近い位置にいる」とし、ほかにもオーストリア1部ザルツブルク時代に南野と仕事をしていたジェシー・マーシュ監督の率いるリーズ・ユナイテッドやレンタル移籍を経験したサウサンプトン、プレミア昇格組のフルハムなどが関心を持っていると報じている。
リバプールで主力になることは叶わなかった南野だが、世界有数の名門での活躍によって評価はこれまで以上に高まっている。ここからキャリアの絶頂期に入るとみられる27歳は、この移籍市場でどのような決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)