ジダン、PSG次期監督候補に”待った” マルセイユ政治家が”悲痛”な訴え「他の場所で綴られることはできないはず」
「マルセイユには、オリンピック・マルセイユとジダン氏という2つの星がある」
レアル・マドリードの前監督である元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン監督は、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の次期監督候補に名前が挙がっている。フランスで、監督就任に合意間近という報道があるなか、マルセイユの政治家であるサミア・ガリ氏が自身のツイッターで、待ったをかける自体となっている。
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2021-22シーズンに通算10度目となるリーグ・アン制覇を成し遂げたPSGだが、悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではラウンド16で敗退し、マウリツィオ・ポチェッティーノ監督に対する風当たりは強くなっている。
アルゼンチン人監督の後任として、名前が挙がっているのが、現役時代に一度、さらに監督として3度のCL制覇を成し遂げているジダン氏だ。2020-21シーズンまでレアルの監督を務めていたジダン氏は、PSG残留を決断したフランス代表FWキリアン・ムバッペとも良好な関係にあるとされる。
ジダン氏は、今冬のカタール・ワールドカップ(W杯)後のフランス代表監督就任を希望しているとされ、さらに出身地であるマルセイユに本拠地を置くオリンピック・マルセイユはPSGと強烈なライバル関係にあることも、PSGの監督就任を困難にさせるとされてきた。さらに、ムバッペが移籍を拒否した今のタイミングでPSGの監督就任を発表すれば、古巣であるレアルとの関係にも、影響が出かねない。
それでも、フランス国内ではジダン氏のPSG監督就任が迫っていると報じられている。そうしたなかで、マルセイユの政治家であるサミア・ガリ氏がツイートで「マルセイユには、オリンピック・マルセイユとジダン氏という2つの星があります。これらはマルセイユの同じ空で輝いている必要があります。ジズーよ、あなたの物語はここにあり、他の場所で綴られることはできないはずです。私は、まだ信じています」と、PSGの監督就任を見送ることを期待するコメントを発表している。
(FOOTBALL ZONE編集部)