本田、長友にダブルの屈辱… イタリア地元紙が今季開幕戦でハリルJ主軸の先発落ちを予想
モンテッラ、デブール両新監督の評価を掴めず
イタリアでプレーするACミランの日本代表FW本田圭佑とインテルの同DF長友佑都は今季苦難のセリエA開幕になりそうだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は今週末に控えたリーグ開幕を前に全チームの予想スタメンを発表したが、日本代表の主軸コンビはスタメン落ちの屈辱と分析されている。
本田は6月の日本代表活動中の負傷の影響でプレシーズン序盤は別メニュー調整が続いた。そして、右ウイングのポジション争いで、1月の移籍市場で期限付き移籍したジェノアで半年間で6ゴールの結果を残してミランに復帰したFWスソの後塵を拝する格好となった。11日のTIMトロフィーと14日のフライブルクとの親善試合ではスタメン出場したが、昨年リーグ戦1得点3アシストの背番号10はその評価を逆転させるには至らなかったようだ。
ヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督の率いるミランは21日の本拠地トリノ戦で4-3-3システムが予想されている。昨季のメンバーからの変更点はセンターバックのグスタボ・ゴメスとジェノアから復帰のスソによる2人のみ。中国企業グループに株式99パーセント以上を売却して“チャイナ・ミラン”として再出発したものの、これまでの移籍市場では効果的な補強ができずに苦戦している。リーグ開幕後も8月いっぱいまで続く移籍市場の最終盤での駆け込み補強次第では、さらに陣容が変化する可能性が残っている。
一方の長友も、所属するインテルが開幕まで2週間を切った8日にロベルト・マンチーニ監督が事実上の解任とされる契約解除でチームを去る緊急事態に見舞われた。その後、オランダの名門アヤックスを指揮したフランク・デブール新監督が就任したが、21日の敵地キエーボ戦で予想された4-2-3-1システムのスタメンに長友の名前はなかった。右サイドバックは新加入のクリスティアン・アンサルディが務め、左サイドバックはダニーロ・ダンブロージオか、新加入のトルコ代表DFジャネル・エルキンが務めると予想されている。