「伸びている」と多くの人に印象付けている板倉、前田大然の「走りと感覚に驚いた」

＜途中出場＞

■板倉滉（シャルケ／DF／←ハーフタイムIN）＝★★★★☆（4つ星）
　この6月シリーズで高いパフォーマンスを維持し続けており、「伸びている」と多くの人に印象付けている。吉田の存在も脅かすような成長ぶりだ。インターセプトだけでなく、的確にパスをつないでビルドアップの意識も高い。複数のポジションをこなせる点も心強い。

■田中　碧（デュッセルドルフ／MF／←後半24分IN）＝★★★★☆（4つ星）
　遠藤のような役割を求められ、ソツがなかった。本来は得意とするラストパス、散らすパス、ミドルシュートなどを出したかっただろうが、この日の展開に応じてチームに落ち着きをもたらすプレーを徹底していた。応用力を示していた点は評価できる。

■伊東純也（ヘンク／MF／←後半24分IN）＝★★★★☆（4つ星）
　前田のゴールをアシストしたシーンでの落ち着きぶりは素晴らしかった。自分でもシュートを打てる状況だったが、相手GKとDF、前田の位置関係をすべて把握したうえで、合わせるだけのパスを届けた。その余裕は成長でもあり、高く評価したい。

■前田大然（セルティック／FW／←後半35分IN）＝★★★★☆（4つ星）
　何度も背後を狙って、守備でも献身的に走っていた。そのなかで代表初ゴールも生まれた。得点時の走りと感覚に驚いた。普通だったら止まって足元でボールを要求してしまいそうだが、あのコースに走り込めるスピードと感覚は、前田ならではだろう。あのレールを狙えるのは凄い。

■南野拓実（リバプール／MF／←後半35分IN）＝★★★☆☆（3つ星）
　左サイドより中央で生きる選手という認識は変わらない。時間も短かったが相手の脅威になれず。チームに貢献したと言えるほどのプレーぶりではなかった。

■中山雄太（ズウォレ／DF／←後半40分IN）＝出場時間が短く評価なし
　短い時間ながらタイミングの良い上がりもあった。アピールするほどの時間はなかった。