冨安不在で強烈な存在感の板倉滉、“定位置奪取”へ名乗り「試合に出させてもらうことで自信に」
6月シリーズで3試合に出場、安定したパフォーマンスを継続
日本代表(FIFAランキング23位)は6月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われたキリンカップでガーナ代表(同60位)と対戦し、4-1で勝利を収めた。DF板倉滉(シャルケ)が一夜明けた11日の取材に応じ、「試合に出させてもらって動きは良くなってきた」と手応えを口にしている。
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2日のパラグアイ戦(4-1)で後半から出場した板倉は、6日のブラジル戦(0-1)で先発フル出場。続くガーナ戦では後半から45分間プレーして勝利に貢献した。
6月シリーズではDF冨安健洋(アーセナル)が負傷の影響で欠場が続くなか、板倉が安定したパフォーマンスで評価を高めており、「この3試合、全試合に出させてもらってボランチもセンターバックも。充実感というより、いろいろな選手とやってコミュニケーションを新しい選手ともできている。僕だけでなくいろいろ選手が試合に出ている。それをポジティブに捉えて、次につながると思う」と語る。
ブラジル戦ではFWネイマール(パリ・サンジェルマン)らワールドクラスのアタッカー陣に対応。「試合前に話したように、先手、先手で動かないと一瞬のスキを逃さないクオリティーを持っているので意識した。相手がやってきそうなことを常に考えて、どこが一番危ないかを一発でやられないようにと。抑えられたという場面もシュートブロックも何回かあった。ボール1個ズレていたら危ない場面もあり、寄せはもう少し詰められたかなと」と反省点を挙げた。
続くガーナ戦では3バックにも対応するなどユーリティリティー性も発揮した板倉は「最終予選という緊張感のあるなかで久しぶりの先発で動きは固かったけど、今はこうやって試合に出させてもらって動きは良くなってきた。緊張感はあるし違ったメンタリティーはあるけど、試合に出させてもらうことで自信にもなるし、それがプレーにも影響してくる」と力を込める。
冨安不在のなかで強烈な存在感を示している板倉。11月のカタール・ワールドカップを見据えるなか、定位置奪取へ名乗りを上げている。