「自分の中ではビッグゲームだった」と回想

　日本代表（FIFAランキング23位）は6月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われたキリンカップでガーナ代表（同60位）と対戦し、4-1で勝利を収めた。MF久保建英（マジョルカ）が一夜明けた11日の取材に応じ、「いつ最後の試合になっても」という覚悟のなかで迎えたガーナ戦でゴールを奪い、「固め打ちにしていきたい」と誓った。

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　2-1と日本リードで迎えたガーナ戦の後半28分、左サイドでFW三笘薫（ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズ）がドリブルで縦に仕掛け、マイナスに入れたボールに対して久保が反応。左足で合わせてネットを揺らし、2019年6月9日の国際親善試合エルサルバドル戦でのデビューから約3年、17試合目にしてA代表での初得点をマークした。

　試合から一夜明けたなか、「僕の中では毎試合100％。代表は試合数も少ないのでいつ最後の試合になってもと。自分の中ではビッグゲームだった」と振り返りつつ、「1本取るまでが長いという見方もあるかもしれないけど、1点取ったら続くというのがあるのでチャンスがあれば狙っていって、気持ちが吹っ切れている分思い切りよくプレーもできると思う。固め打ちにしていきたい」と思いを明かしている。

　前半の終わり間際に足を痛めたという久保だが、その痛みを感じさせないプレーを披露。「前半の終わりくらい、相手にアフターで来られた。足の甲が変な風に曲がったというか、軽く躓いた。足が折りたたまれたような感じになったけど、ただ、経過は良好です」と現在の状態を語る。

　また「後半の最後の方に安易なロストが2回あったので、奪い切るところはインサイドハーフではファウルで止めるのも1つだけど、何回かカットもあったけど、僕のところで奪い切る強さを俊敏性とは別に見せたい」と自身の課題を挙げており、11月のカタール・ワールドカップに向けて手応えとともに、進化へのさらなる改善点を見出していた。