レアルが“凋落の10番”ハメスに移籍を勧告 中盤の序列で屈辱の7番手に後退

スペイン紙が報じる 移籍市場閉幕まで予断を許さず

 レアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、中盤の序列で屈辱の7番手となり、戦力外通告を受けていることが明らかになった。スペイン地元紙「マルカ」が、「レアル・マドリードがハメス・ロドリゲスに出口を指し示す」と報じている。

 2014年のブラジル・ワールドカップ後、モナコから7500万ユーロ(約86億円)の移籍金で加入したハメスは、すっかり“白い巨人”での居場所を失ってしまったようだ。

 記事では「サンチャゴ・ベルナベウにおけるハメス・ロドリゲスの将来は予断を許さない。ジネディーヌ・ジダン監督とレアル・マドリードの上層部の人間は、選手に他の場所で運を試すように伝えている。現状は長くは続かない」とレポート。栄光の背番号10を委ねられた男が、クラブ内ですでに移籍を指示されていることを明らかにしている。

 ハメスは移籍1年目には29試合13得点と輝かしい成績を収めたが、昨季はラファエル・ベニテス前監督とジダン監督の信頼を失った。体重オーバーなどの素行不良に加え、時速200キロの危険運転でパトカーとカーチェイスを繰り広げながら練習場に逃げ込み、裁判所からの出廷をパーティですっぽかすなど、すっかり悪童と化していた。試合でもリーグ戦の格下相手にしか出られず、UEFAチャンピオンズリーグ決勝のアトレチコ・マドリード戦ではベンチを温め続ける屈辱を味わっていた。

 

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