柏10番マテウス・サヴィオ、「J1月間ベストゴール」を自己解説 圧巻弾の“一瞬”に隠された感覚の世界「ベストの選択ができた」

日本語も勉強、ピッチ内で充実の日々「妻も日本での生活を満喫しています」

――日本では4シーズン目。日本での生活はいかがですか?

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「日本での生活は、とても幸せです。日本の日常生活に順応できていますし、今年に関しては、波がなく、一貫したパフォーマンスが出せています。ここ2年を振り返ると、怪我に悩まされたりもしました。今年は、チームに対して貢献できているので、本当に良かったです。ピッチ外でいうと、今、息子が1歳になりました。妻も日本での生活を満喫しています。本当に充実した生活を送っています」

――日本語も積極的に学んでいるそうですね?

「特にピッチで使う言葉を学ぼうとしています。試合のなかで、私が相手を背負ってチームメイトからコーチングをしてもらった時に、何を言われたかを理解できるかどうかで、プレーが成功するかが変わってきます。コミュニケーションの1つの道具として、上手く連係を図りながら、それに適した動きができるように、言葉を学んでいます」

――先日は、日本代表とブラジル代表の試合も観戦に行かれました。フラメンゴ時代のチームメイトもいたと思いますが、刺激は受けましたか?

「以前、一緒にプレーし、同じ釜の飯を食べていたヴィニシウス選手、ルーカス・パケタ選手、リシャルリソン選手が成功していることは、私にとっても、嬉しく、ありがたく思うことです。彼らがすごく高いところまで上り詰めていることは、すごく喜ばしいことですが、彼らは彼らです。もちろん刺激にはなりましたが、私は日本で活躍して、さらに進化していくことが重要です」

――Jリーグで活躍して、ブラジル代表に選ばれた選手や欧州へ行った選手もいます。今回のようなゴールや好プレーが世界的に配信されることで、マテウス・サヴィオ選手にもそういう話が出てくるかもしれません。この先、日本でプレーを続けたいのか、それとも欧州に行ってみたいのか、どういうキャリアを歩みたいと考えていますか?

「私は地に足をつけて、一歩一歩やっていかないといけない人間です。今、私は日本で、柏レイソルでプレーしています。そのことをとても嬉しく思っていますし、考えているのは、どれだけチームメイトたちと助け合い、チームに貢献するかです。Jリーグは非常に難しいリーグであり、1つの試合が終わったら、もう次の試合に向けて準備をしないと勝てません。そこにだけ集中して、日常を過ごしていきたいと思っています」

――最後に、このベストゴールの賞金は20万円です。その使い道は、決めていますか?

「賞金の話は、初耳です。いただけるなら、間違いなく息子のために使わせてもらいます。よく近くの公園にボールを持って行き、一緒に遊んでいるのですが、一番好きなオモチャがボールです。彼に、何か1つ買ってあげるとしたら、次はゴールマウスですね。目的をもって蹴れるようなものを与えてあげたいと思います。彼はボール遊びがとても好きですし、もし将来サッカー選手になりたいと思うことがあれば、サポートしたいですね。選手として私が熟するまで、いろいろな失敗をしてきました。苦労しないためにも、自分が培ってきた経験を伝えていきたいです」

[プロフィール]
マテウス・サヴィオ/1997年4月15日生まれ、ブラジル出身。フラメンゴ(ブラジル)――エストリル(ポルトガル)―フラメンゴ(ブラジル)―CSA(ブラジル)――柏レイソル。
2019年夏から柏に加入してJ2優勝&J1昇格に貢献し、22年から背番号10番を背負う。シュート、パス、ドリブルはいずれも一級品で高い攻撃性能を誇る。

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