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レスターの心臓部が崩壊危機… 昨季プレミア制覇のダイナモコンビが“完全流出”か
ドリンクウォーターが契約延長を拒否と英紙報じる カンテに続き移籍か
昨季プレミアリーグを初制覇した日本代表FW岡崎慎司所属のレスター・シティが、中盤のダイナモを失う危機に瀕している。英紙「ザ・サン」は、MFダニー・ドリンクウォーターが契約延長を拒否したと報じている。
現行の契約は2018年6月までとなっているが、レスターは週給8万ポンド(約1040万円)の契約延長オファーを提示したという。しかし、選手サイドの返答は「ノー」であったと報じられ、その背景にはトットナムによる強い獲得への興味があるとされている。
昨季プレミア制覇を成し遂げたレスターは、この夏の移籍市場で主力選手が大量に流出するのではないかと危惧されていた。実際に、昨季ボランチで大ブレークを果たしたフランス代表MFエンゴロ・カンテはチェルシーへ移籍。エースのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディは残留を果たしたものの、一時はアーセナルへの移籍で合意に達していた。アルジェリア代表MFリヤド・マフレズは、移籍市場が閉じるまで去就が不安定な状況にある。
そうしたなかで、なんとか戦力を保持してきたレスターだが、ドリンクウォーターが離脱となればプレミア制覇を成し遂げたチームの心臓部が完全に流出することになる。クラブは前述のように昇給による引き留めを図っているが、その将来は不透明だ。
リーグ開幕戦では昇格組のハル・シティに敗れ、前シーズンのプレミア優勝チームとしては史上初となる黒星スタートとなったレスターだが、頭を悩ませる要素が新たに浮上してしまったようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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