EURO最速を記録した仏代表20歳アタッカー バイエルンが25億円で買い取りへ

ルンメニゲCEOがコマンの買い取りオプション行使を示唆

 ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンは、フランスの若きアタッカーを買い取る方針を固めた模様だ。フランス紙「レキップ」が、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOのコメントを報じている。

 先月まで開催された欧州選手権でも、フランス代表の切り札として起用されたFWキングスレー・コマンは、UEFAの大会公式サイトで公開された試合データのトップスピードで、大会ナンバーワンの数値を叩き出していた。コマンは昨季、イタリア王者ユベントスから期限付き移籍でバイエルンへ加入していたが、ユベントスでレギュラー陣の壁に阻まれていたアタッカーはバイエルンで存在感を示していた。

 コマン自身も「僕はバイエルンで長くプレーしたい」と話すなど、クラブによる買い取りオプション行使を熱望していたが、20歳の新鋭アタッカーが抱く願いは叶えられそうな情勢だ。ルンメニゲCEOは「買い取りは近づいているよ。我々はキングスレーのパフォーマンスに満足しているからだ」と語り、2100万ユーロ(約25億円)を支払うオプションの行使へ前向きなコメントを残している。

 バイエルンは今季からカルロ・アンチェロッティ新監督が指揮を執るが、ドイツ王者でのプレー継続を望むフランスの快足アタッカーの評価は確かなものとなっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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