先制弾の山根視来、パスミス→同点ゴール被弾に解説陣も問題指摘 「犯してはいけないミスと場所」「時間帯も良くない」

先制ゴールを決めるも、失点に絡んだDF山根視来【写真:Getty Images】
先制ゴールを決めるも、失点に絡んだDF山根視来【写真:Getty Images】

前半44分、山根のミスからガーナFWアユーにミドル被弾

 森保一監督率いる日本代表は、6月10日にキリンカップでガーナ代表(FIFAランキング60位)と対戦。先発出場したDF山根視来(川崎フロンターレ)は先制点を挙げた一方で、一時同点に追い付かれるゴールにつながるパスミスを犯し、日本代表OBは「犯してはいけないミスと場所」と指摘した。

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 6月シリーズ第3戦となったガーナ戦では、中盤から前線にかけてFW堂安律(PSV/オランダ)、FW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、FW上田綺世(鹿島アントラーズ)、MF久保建英(マジョルカ)と若手が並んだ。

 立ち上がりから堂安と久保が積極的に仕掛けるなか、前半29分にスコアが動く。相手最終ラインの前でリズミカルにパスをつなぎ、右サイドに開いた久保へ展開。中央に切り込む素振りを見せた久保がそのまま中にパスを送ると、堂安がワンタッチで縦に流し、前線に上がっていたサイドバック(SB)の山根がゴールエリア右角付近から利き足とは逆の左足でコントロールショットを流し込んだ。

 しかし、1点リードで前半を折り返すかと思われた前半44分、日本は自陣の右サイド深くでボールを受けた山根が中央に斜めのパスを出すも、味方はおらず、ボールはガーナへ渡り、ペナルティーエリア手前からFWジョーダン・アユーに蹴り込まれて同点に追い付かれた。

 解説を務める元日本代表FW福田正博氏は「こういうレベルだと、ミスをしてしまうと失点つながる。犯してはいけないミスと場所」と指摘すると、元日本代表DF槙野智章(ヴィッセル神戸)も「時間帯も良くないですね」と続いた。

 前半アディショナルタイム、左サイドから三笘が入れたクロスに上田と堂安が飛び込むと、相手GKを惑わせてそのままゴールに吸い込まれて2-1の勝ち越しに成功してハーフタイムを迎えたが、カタール・ワールドカップ(W杯)を見据えるうえではミスは減らしたいところだ。

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