U-21日本代表、タジキスタンに3-0勝利もグループ2位 準々決勝でC組首位の韓国と対戦
松木、佐藤、中島がゴールを奪い、熱戦を制す
ウズベキスタンで開催中のU-23アジアカップで、D組の日本は9日のグループリーグ最終戦でタジキスタンと対戦。3-0の勝利も得失点差で2位通過となった日本は準々決勝で韓国と対戦することが決まった。
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日本は2試合を終えて1勝1分でサウジアラビアと並んでこのゲームを迎えた。他会場でサウジアラビアがUAEに勝利すると、日本がこの試合に勝利しても得失点差で首位を争うことになるため多くのゴールが求められるキックオフになった。
第2戦のサウジアラビア戦から10人のスタメンを入れ替えた日本は、今大会に初出場の選手もかなりいるメンバー構成になった。その高いモチベーションをぶつけるかのように日本は前半11分、コーナーキックを中央でDF馬場晴也がつないだところにMF松木玖生が豪快な左足ボレーシュート。これがネットに突き刺さり先制ゴールを奪った。
その後も日本が完全にゲームを支配したもののなかなか追加点が生まれずゲームは進んだ。日本は背後に抜け出したMF佐藤恵允が相手GKに倒されてPKの笛が吹かれたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言で映像が確認されタックルは正当なものとしてノーファウルに切り替わった。それでも、前半終了間際にはMF山本理仁が倒されたプレーでPKを獲得。ところが、これを松木が狙ったもののゴールポストに当たって外れてしまい、1-0のままのハーフタイムとなった。
後半も攻撃を続ける日本は12分、敵陣でプレスをかけると相手GKの不用意なパスを佐藤がカットしてそのままゴール。待望の追加点を得てリードを2点に広げた。ここで大岩剛監督はMF斉藤光毅とFW中島大嘉を送り込んだ。
そうした中で後半18分、相手に前に入られたMF三戸舜介が背後から足の裏でアキレス腱のあたりを踏みつけるファウルをしてしまい、当初はイエローカードの提示だったもののVARの進言で映像確認されてレッドカードに。日本は第2戦のFW藤尾翔太と全く同じパターンで、VARの確認からの退場処分で10人になってしまった。
そんな中でも日本は前がかりになる相手の背後を突きDF内野貴史のラストパスを中島が押し込むも、VARの確認で際どいオフサイドの判定で取り消し。両者とも完全にフリーな状況だっただけにもったいないプレーになった。
後半アディショナルタイム、最終ラインの背後に抜け出した中島が相手GKとの1対1で冷静にループシュートを決め追加点を奪い、3-0の勝利を収めた。他会場でサウジアラビアがアラブ首長国連邦(UAE)を2-0で下したため、得失点差で下回った日本は2位となりC組を首位通過した韓国と準々決勝で対戦することになった。