シティ移籍を模索したケイン、“生涯トッテナム”の可能性に英紙言及 「コンテ監督との邂逅がチャンスを高める」

トッテナムFWハリー・ケイン【写真:ロイター】
トッテナムFWハリー・ケイン【写真:ロイター】

イングランド国内ではCL出場権を逃したユナイテッド以外の移籍はなしか

 イングランド1部トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、2021-22シーズンの序盤にマンチェスター・シティへの移籍へ迫っていた。タイトル獲得を目指し、今夏に再び他クラブへ移籍を望む可能性も報じられていたが、英紙「デイリー・メール」は、残留だけでなく、“生涯トッテナム”のシナリオについても触れている。

 イングランド代表のキャプテンであり、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では大会得点王にも輝いたケインだが、所属するトッテナムでは無冠のままとなっている。2021-22シーズンの開幕前には、タイトルを望み、マンチェスター・シティへの移籍で個人合意に達したが、2024年まで契約を結ぶトッテナムが移籍を拒否。最終的にケインは残留することになった。

 トッテナムは、シーズン序盤の不振でヌーノ・エスピリト・サント監督を解任。それでも、あとを継いだアントニオ・コンテ監督の下で立ち直り、プレミアリーグを4位で終え、2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。記事によると、「ケインは、ついにトッテナムで成功を得られるとポジティブに感じている。そして、アントニオ・コンテ監督の下でCL出場を決めたクラブに、野望を達成できると興奮している」という。

 イングランドのクラブでCL出場権を獲得しているほかの3クラブでは、シティがドイツ1部ボルシア・ドルトムントからノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得。リバプールも、ポルトガル1部ベンフィカのウルグアイ代表FWダーウィン・ヌネスの獲得を目指している。そして、同じロンドンのチェルシーには、ダニエル・レヴィ監督が譲る可能性は皆無に近いため、ケインがCLでのプレーを諦めて、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍しない限りは、英国内での移籍の可能性はほぼゼロだという。

 そして、「すべての状況がケインの来シーズンのトッテナム残留を後押ししており、コンテ監督との邂逅が、ケインがトッテナムでキャリアを終えるチャンスを高めている」と、新たな長期契約を結ぶ可能性も指摘した。

 世界的なストライカーの去就が注目を集めている今夏の移籍市場だが、昨夏、大きな話題を振りまいたケインについては、契約を延長するかどうかが焦点となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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