ミランのアジア進出がさらに加速!? 日本、UAEのほかに中国にも進出か

 

中国での「カーサ・ミラン」建設の可能性が浮上

 

 ACミランがアジアでの収益拡大を見据えて中国進出に動いているとイタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。

 シルビオ・ベルルスコーニ会長は26日、本拠地サンシーロで行われたフィオレンティーナ戦を観戦していたが、娘のバルバラ、アドリアーノ・ガリアーニ両CEOのほかに香港の実業家、リチャード・リー氏が同席していたと伝えられている。

 リー氏はこれまでに中国に高級車フェラーリ、マセラティなどのイタリアンメーカーを普及してきたとされており、今回はともに「カーサ・ミラン」を中国に建設する話が浮上しているという。「カーサ・ミラン」は今年、バルバラCEO自ら陣頭指揮を執って完成させたミラン本社の建物で、ミュージアムやレストラン、ショップなどを併設。中国での建設はアジアでのミランブランドの拡大や収益拡大の狙いがあると見られている。

 すでにミラン首脳陣は日本企業25社と会談を持ち、日本における「カーサ・ミラン」建設に動いているとも報じられている。アラブ首長国連邦(UAE)でも同様の動きがあるとされ、日本代表MF本田圭佑を軸としたアジア戦略が活発化している。

 今年1月にCSKAモスクワから加入した本田が移籍金ゼロで加入したように、高額な移籍金が発生しない形での補強が目立つミラン。経営的に苦しい名門はアジアに活路を見出そうとしているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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