ベイル代理人、ヘタフェ会長の”売り込み発言”を否定 海外記者が事実確認も「連絡先さえ知らない」
ヘタフェ会長は新ユニフォーム発表の会見で代理人からのオファーを明かしていた
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、今月末をもって2013年から所属していたレアル・マドリードとの契約が満了を迎える。次の所属クラブが決まっていないベイルだが、スペイン1部ヘタフェの会長が、代理人から逆オファーを受けたとコメントをした。しかし、移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者は、ベイルの代理人であるジョナサン・バーネット氏が、会長のコメントを完全に否定したとしている。
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レアルの優勝で終わった昨シーズンのリーガ・エスパニョーラで、ヘタフェは15位でシーズンを終えた。レアルからヘタフェへの移籍は、ステップダウンの印象を受けるものの、ベイルの家族はマドリードでの生活を気に入っており、スペインに留まる意向があるという。また、ウェールズ代表が64年ぶりに出場する今年11月のカタール・ワールドカップ(W杯)が、今のベイルにとっては最重要事項であり、最高の状態で大会を迎える方法を探っているとされる。
そうしたなかで、スペイン紙「マルカ」によると、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は、新シーズンのユニフォーム発表の場で、「45分ほど前に、私はギャレス・ベイルの代理人と話をした。彼らは、私たちに逆オファーをしてきた。私たちは、コーチングスタッフとスポーツ・マネジメント部で、話し合いをしなければならない」と、コメントをしたという。
ウェールズ代表がW杯出場権を獲得した直後に、引退を否定したベイル。W杯に向けてコンディションを整えるためにも、ヘタフェ移籍は理に適っているようにも思える。しかし、ロマーノ記者は、ベイルの代理人であるバーネット氏に事実確認をしたところ、代理にはこの話を笑い飛ばしたという。
ロマーノ記者はツイッターで「ベイルの代理人であるジョシュア・バーネット氏は、ヘタフェ移籍の噂を笑い飛ばした。『私はヘタフェの会長の連絡先さえ知らない』と、私に言った」と、会長のコメントが事実ではないとした。
2021-22シーズンは公式戦7試合1得点という成績に終わったベイルだが、まだ32歳であり、ウェールズ代表では活躍を続けている。世界最高峰の選手の1人と称されたベイルだが、新天地はどこになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)